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一緒に寝ていいの?

> 一緒に寝ているんですが
> 躾の為に別に寝たほうがいいと言われました。
> 確かに本には一緒に寝てはいけないとあるんですが
> やっぱりダメなんでしょうか?
> でも今3歳で躾的にも問題ないんですが
> ずっと一緒に寝ているので今更お互いにムリなんです。



一緒に寝てていいと思いますよ。(^-^)ニコ

よく本には一緒に寝てはいけないと書いてありますね。
これの理由を考えてみたことがありますか?
今回はその理由について検証してみましょう。

ダメと言われる理由に以下を言われると思います。
・寝返りうつことで小さな個体を潰してしまう可能性がある
・躾に良くない
・布団なら兎も角ベッドの高さは小型犬に危険
・ズノーシス問題(人獣共通感染症もしくは人畜共通感染症)

そして、私が追加したい理由は以下です。
・もともと犬は個体でしか寝ることができない
・別々に寝る文化をそのまま引き継いだ為



ではひとつひとつ詳しく書きましょう。


・寝返りうつことで小さな個体を潰してしまう可能性がある


これは危険ですねぇ。
お子様をもたれている人ならほとんどの方が経験されていると思いますが子供の寝返りって容赦ないんですよね。
日本では幼児と母は一緒の布団で寝る文化ですから、お母さんになったことのある人は寝ている間に幼児が熟睡しているにもかかわらず、幼児からの加減のない頭突き・殴る・蹴る・起き上がって母のお腹にそのまま倒れこむ
いやぁ、すごいDV(ドメスチックバイオレンス)をするもので。
私の友達は寝ててふと気配を感じた時は、たっちもできないはずのムスコが立ち上がってて後頭部が目に入ったと思った途端に、母である私の友達の鼻と口にまっすぐ倒れてきて、幼児はスヤスヤ寝たままだけど母は鼻血を吹き、口の中まで切れてしまったそうです。
次の日は目に青タンができてしまい、その顔を見て幼児が泣くと。
「あんたがしたんやん」と言っても本人にはわかりません。
まぁ、寝相についてはどんな子もそんなものです。

大人になっても寝相の悪い人いますよね。
無意識の行動なので責任をもてないんですよ、しかたありません。
そういう人も小型犬と一緒に寝れませんよね、我慢、我慢。

でもね。逆に多くの添い寝する母を考えてみてください。
たまには幼児に危険を冒す母もいるかもしれませんが
・・・隣に生き物がいると思ったら普通攻撃的な行為を無意識に避けますよ?
よく猫ブログでもありますよね、寝ている間に猫が真ん中で一緒に寝てる人は端に追いやられてしまう話。そういうものです。

だから、この問題は人の個体差でしょうね。
一緒に寝ても危険でない人、危険な人。
見定めが必要です。


・躾に良くない
これね。躾に関しては二つの結果パターンがあるんですよ。
ひとつにはね、一緒に寝ることで優劣の順位付けに問題が出てくる。
ひとつにはね、一緒に寝ていることで精神的に安定した犬になる。

ただね。一緒に寝ているだけでは順位付けにおかしいところは出ないんですよ。
これは説明不足で一緒に寝ることによって犬の順位が上になると思われている人も多いんですよね。
考えてみてください。
一緒に寝てなんで順位が犬が上になるの?
・・・・ね?おかしいでしょ?
例えばね、一緒に寝ててね、人が足を組みなおして犬が文句を言ったとします。
そこが順位付けに問題が出る瞬間なんですよね。
そこで人が言いなりになれば人の順位は下がりますよ。
そこで「なにうなってるの!」と叱れば人の順位は上ですよ。
別に一緒に寝ることで順位に問題がでるわけではありません。
順位とは一緒に行動することから生じるものですから、一緒に寝るという行為があれば、その順位をつける場が膨らんだというだけです。
決して一緒に寝るという行為が躾に悪いわけではありません。

で、もうひとつの一緒に寝ていることで精神的に安定した犬になるという説。
犬は人の3歳児くらいの知能を持っているといいますね。
ではそれだけの知能を持っているならば、感受性の面から見るとどうでしょう?
どうですか?あなたの犬の感受性は人の子だと何歳児だと思います?
正直一緒に寝ている子の中でも吼える・噛むで飼い主が困っていることもありますが、感受性に関しては人の子と一緒で抱いてあげた分だけ、やっぱり犬も精神的に安定した子になります。

寝ている時に吼える子・噛む子の場合は飼い主の犬に対する行為のいくつかが間違っているだけですから、一緒に寝ることを考えるよりも飼い主が変わらなければならないという状態です。
これは別のところで取り上げて検証しましょうね。



・布団なら兎も角ベッドは小型犬に危険


私達にとってそんなにおおげさではないベッドもチワワからすれば巨大な山。
とび箱7段どころではありません。
ベッドに飛びそこなって頭を打ってしまうかもしれません。
ベッドから降りるときに足を折ってしまうかもしれません。

また、若いうちならば問題なかったベッドの高さも年老いてムリが出た時、登れなくなってつらい思いをするのは飼い主だけでなく、チワワの方。

そういうことも検討のうちに入れるべきですね。


・ズノーシス問題(人獣共通感染症もしくは人畜共通感染症)
そりゃ不潔にしてる子と一緒に寝てたらダメですよ。
あなたも病気になって当然です。
例えば、ノミダニのいる犬と寝てたら、あなたも噛まれて当然。
寄生虫のいる犬を抱っこして寝てて、犬のお尻から卵を産みにきた寄生虫が背中の毛辺りまで登ってそこに卵を産んで。
その卵がついた背中をなでてあげて、その手で自分の口元を触ったり・・。
この問題を考えると一緒に寝てはいけませんよね。

また、清潔にしてる子と普段一緒に寝てて、その子がいきなり人獣共通感染症にかかってしまった。
人がうつるかもしれない。
だから一緒に寝れない。
でも犬はそんなことわからないから一緒に寝てほしい。
しかしどんなにねだられてもムリな訳です。
・・・・・結果、犬が悲しい思いをする。
そういう可能性もあるわけですよね。



・もともと犬は個体でしか寝ることができない

そうなんですよ!
実は、犬は子離れすると本来、犬は他の犬と一緒に寝ないものなんですよ。
例えば、あの有名な映画『南極物語』、ごらんになったことがありますか?
雪が吹雪く中、犬ソリの犬達は外でつながれて寝ていますよね。
自分の体ほどの厚みの雪をかぶったような状態で・・。
そんな極寒の中でも寄り添えば暖かいものの、一緒に寝ないんですよね。

まぁ、それは本来の犬の姿勢なだけで、人の子になっている犬にはそんなの関係ありませんが。
ただ、心のどこかで自分より順位が上の飼い主が一緒に寝ると言っているのだから断れない・・断るどころかうれしい・・・でも・・・本当は違和感あるんだよななんて最初のうちは思っているかもしれませんよ。
ま、そのうち、熟睡しないはずの犬が慣れてしまい、高いびきで熟睡するようになるわけですが。

というわけで本当の犬のあるべき姿は1匹で寝ることなんですが、これは育て方なんでしょうね。
個体差がある問題だと思います。

・・・ただね。ここはチワワ研究所。『本来の犬の姿勢』と書きましたよね。
実はここに、犬種の差もあるんです。

犬は昔から人と共存して生きてきて、犬種によってはそれぞれ役割を持っていますよね。
ボーダーコリーの羊を追う力はDNAによってその役割を刷り込まれているとしか考えられないほど優秀です。
コーギーの噛み付き癖はその昔から牛追い犬として牛のかかとを噛んで牛を管理してしてきた古来よりのDNAに含まれる記憶そのものであり、牛追いのプロの名残ではないでしょうか?
牧羊犬、牧畜犬に限らず、狩猟犬、護衛犬・・本当にいろんな犬種がそれぞれの役割に応じてそれぞれが持つ特殊技能を生かしてきました。

え?チワワはトイグループだからただのおもちゃでしょ?使役犬じゃないわよ?って?
まぁ、それも遠からず、近からずですが。

まず、使役犬というのが人によって定義が異なるのでここでは人を助ける為に仕事を持った犬ということにさせていただきます。

チワワは分類的にショーでは犬というよりもオモチャ扱いでさげすまれることもある愛玩用のグループです。
ま、そのオモチャと言われるトイグループがJKCの犬種別ランキング推移のトップ10の多くを取っているわけだから、日本での人気は高いのですが。
ただ、シェパードやゴールデンのようないわゆる人の世界にかかわる犬の中でのエリートと比べると言われて当然と思っています。

 おっと、脱線、脱線。話を元にもどしましょう。

チワワは羊をまとめることも、牛を扱うことも、アナグマを追うことも、ねずみを捕ることも
犯人を追い詰めたり、目の不自由な人のお世話はできませんよ、多分。

でも実は、チワワは昔から

仕事を持った使役犬です。


Chihuahua チワワ (学名) Canis familiaris カニス・アメリカヌス

にも書きましたが、
神聖な祭事を担う役割と、
食用犬
そして湯たんぽ代わりに抱いて寝る為の暖房犬の仕事をもっています。
普通の犬は1匹でないと寝れません。

しかし、チワワや

チャイニーズクレステッドドッグや

メキシカンヘアレスドッグなどは

古来から暖房の為にアンカのように抱かれて

飼い主を暖かく穏やかに寝させることを

仕事とした犬なんですよね。




チワワには普通の犬の概念にとらわれないところがあります。

寝るときは猫のように同種で固まって団子になって寝るもんだから、
多頭飼いにもっとも適した犬と言われます。

そして犬離れした犬種独特のキャラクターに子育てがあります。
通常、母犬は1匹で赤ちゃんを抱え、どんなに仲良しの犬猫であろうと、育児中は唸り吼え、近寄らすことはありえません。
しかし、チワワは他の犬と一緒に子育てするんですよ。
ひとつのベッドで2匹のメスがそのうちの1匹のメスが産んだ赤子を一緒に世話する。
産んでもいない子が乳を出して他のチワワが産んだ犬の子育てに参加することが他の犬種に比べ、当たり前になっているほどの光景です。
それほどにチワワという生き物は体温を共有を当たり前とする特殊技術(?)を持った生き物なのかもしれません。

だから1匹でないと犬は寝れないから一緒に寝てはいけないという説は、チワワやチャイニーズクレステッドドッグなどの暖房の為の犬として扱われた犬種には当てはまりません。
犬だから絶対1匹で寝なければならないわけではないということです。



・別々に寝る文化をそのまま引き継いだ為

近年の「犬と一緒のベッドに寝てはいけない」の本当の大きな根本になった理由は私はコレだと思っているんですけどねぇ・・・。

日本はむか~し昔から犬と生活していますが、柴犬・秋田犬など代表的な日本犬を思ってください。
普通、外飼いです。
さて、近年、室内犬が日本に輸入されてきました。
ここで、日本人は困ったんですよ。
「外でしか飼ったことのない犬を家の中で住まわせるってどうすればいいの!?」

日本人はマニュアルがなければどうすればいいのかわかりません。

そこで輸入元にお伺いです。
「犬はどこで寝るんですか?」
「そりゃ、家の中さ~、一緒のベッドには寝ないけどな。HAHAHAHAHA」
な~んて会話もあったでしょう。

というのも、輸入先というのはイギリスだったりアメリカだったり・・。

ねぇ?ほとんどの日本人の皆さんは人の子を病院で産みますよね?
産婦人科選びでも子供と同室になれるかをポイントにする人も多いですよね?
入院中は別室でも(まぁミルクや沐浴などで別室でも一緒のようなものですが)、退院したら、しばらくは乳幼児と一緒に寝てるんじゃないですか?
てか、3歳になっても添い寝したりは普通でしょ?
母の地位の人だけの話に限らないですよね?
私の仲良しの家のご主人なんか小学1年と幼稚園の息子・娘を相手に、交互に毎晩朝まで一緒にそい寝してて、まぁ、さすがに小学3年くらいまでには別に寝ないといけないなぁと言ってるくらいです。

欧米ではね、産婦人科から退院してその日のうちに赤ちゃんは、お母さんと別の部屋に寝るのが当たり前なんですよ。
でました、文化の違い。(べつにどっちの方法も悪くない。文化が違うだけ。)
自分の息子・娘でさえ、世に出て退院したその日のうちから別室ですから、犬も当然ですよね。

となると

犬と一緒に

寝てはいけない大きな理由って、

「そういうものだから」という

文化的な意味合いに

なってしまいません?


理由を聞いても答えられない次元の問題かもしれませんよ。








以上、チワワ研究所の出した「チワワと一緒に寝ることについて」でした。
いろんなベクトルで考察してみると、メリット・デメリットがやっぱりあるんですよね。
本がダメと言ってるからダメではなく、犬の個体をよく見つめて、それでご自分の気持ちと順位を下げない自信とお互いを傷つけない(殺さない)責任を見つめて、その上で、飼い主として一緒に寝る・寝ないを決めてください。

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11 愛育編 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/03/17(月)16:57

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ここには私の犬舎のホームページ内にあったチワワ研究所の内容をひとつのブログとしてまとめました。


個々の考え方などで違いもありますし、人ですので書いていることに間違いもあるかもしれません。
『こういう意見もあるんだ』という程度で見ていただき、ご自身で考え、ご判断下さい。

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